ターニャ・ベンダーは、2年前に2歳の孫娘のアニヤちゃんが車内事故で「内部的に首が切断された」ために気が気ではありませんでした。

その悲劇はオレゴン州で起こりました。
アニヤちゃんが母親と一緒に車で旅行していた時、操作を誤ってレンガの柱にぶつかり、転覆。アニヤちゃんの頭蓋骨が脊椎から外れました。

ターニャはSNSで「チャイルドシートでの子供の安全性を確保する」グループを作成し、孫娘のアニヤに関する定期的な投稿を共有しています。このグループの活動は、小さすぎる子どもたちにチャイルドシートを前向きで使用することのリスクについての認識を高めることです。

何度も共有されてきた悲惨な物語の中で、オレゴン州に拠点を置くターニャはFacebookに次のような警告を投稿しました
「チャイルドシートで小さい子供を前向きに乗せることでどんなことが起こってしまうかを共有したい。ほとんどの州で、チャイルドシートで前向きに乗車させていいのは2歳からですが、アニヤは2才で、自動車事故にあった。彼女の座席は、カーシートの要件と法律に従って、カーシートに正しく設置されていましたが、彼女が後ろ向きだったなら、彼女はまったく怪我をしていなかっただろう。」
アニヤちゃんは、後頭部とC1の間のすべての靭帯を完全に損傷してしまいました。
大人と比較して、自動車事故の際に子供が脊椎損傷を負うリスクが最も高い理由は明らかです。子供はまだ発達中であり、彼らの体はまだ頭からつま先まで完全にバランスが取れていません。実際、彼らの背骨と首は平均的な大人よりもずっと弱いです。
子供を万一の事故から大事な子供を守るため、欧州の最新安全基準i-Size ECE R129(※)では、できるだけ長期で後ろ向きに使うことを推奨している。
※i-Size ECE R129(アイサイズ アール129)とは、ISOFIX対応のチャイルドシートに関する最新の安全基準。側面衝突への対策を強化し、従来の「体重」を目安とせず、「身長」をチャイルドシートの乗り換え時期の目安としている。生後15か月までは後ろ向きを義務化している。
