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衆議院・参議院って何?政党の違いについて

どうも、べーやんです。
本日はたくさんある政党の違いを見ていこうと思います。
各政党の違いに入る前に、「衆議院・参議院」や「与党・野党」について少し書いていきます。

衆議院・参議院の違いとは?

第1弾でご紹介した通り、三権分立の「立法・行政・司法」のうち、「立法」を担っているのが国会です。
この国会の中で幅広い視点から議論を進めるため、
任期の短さや解散のシステムなどがあるため、国民の意見を反映しやすい「衆議院」
その法案が本当に有益なのかどうか公正に審議する「参議院」という
2つの目線を持たせるために日本の国会は2院制という形をとっております。
政権を持っている与党が暴走するのを抑止する効果があります。

政権をもっている党を与党、そうではない党は野党と呼ばれています。
現在の総理大臣である安部晋三さんは自民党の総裁ですので、
「与党」は「自由民主党」と、自由民主党と連立政権を組んでいる「公明党」(連立与党)の2つ、
それ以外の党は「野党」ということになります。

各政党の特長

それでは各政党の特長を見ていきましょう

各政党の議席数

まずは各政党の名称と議席数をご紹介します。
現在、国会に議席を持っている政党は以下の政党です。

政党名 略称 衆議院議席数 参議院議席数
自由民主党・国民の声 自民 282 126
立憲民主党・無所属フォーラム 立憲 68 24
国民民主党・無所属クラブ 民主 38 25
公明党 公明 29 25
日本共産党 共産 12 14
日本維新の会 維新 11 11
社会保障を立て直す国民会議 社保 7 0
社会民主党・市民連合 社民 2 0
希望の会(自由・社民) 希会 0 6
沖縄の風 沖縄 0 2
希望の党 希望 2 3
未来日本 未来 2 0
無所属 無所属 10 6
欠員   2 0
合計   465 242

自由民主党

「経団連」等の経済団体や、「農協」「建設業界」に支持されています。
そのため、政策的には「公共事業の大量発注」「農家の保護」「大企業の保護」といった傾向になりやすいです。
大企業を支援し、経済の再生を目指しています。

立憲民主党

2017年に新しく出来た党。
前身でである民進党が希望の党に合流をする、という話が出た際に、
スタンスの違いにより分裂してできた政党です。

国民民主党・無所属クラブ

労働組合の連合である「日本労働組合総連合会」の一部と、
特に支持する政党が決まっていない「無党派」の人々が、主に民主党に投票しています。

公明党

支持母体は「創価学会」です。
いろいろな法案や政策に対して臨機応変に対応しており、
180°方針を転換することもたまにあります。

共産党

最も古い政党です。

共産主義とは、政治思想の一つで、簡単に言ってしまえば、
国民が働いて得たお金や財産を国民全員で共有し、
分配する経済のしくみを構築するということになります。
現在の日本における経済の考え方は「資本主義」と呼ばれます。

大企業から税金を搾り取って、お金のない人たちにそれを還元するというスタンスの党です。
支持団体は全国労働組合総連合(全労連)です。

日本維新の会

前進は当時の大阪府知事の橋下徹さんが作った「大阪維新の会」。
支持団体は「関西圏の人達」です。
無駄を省き政府のスリム化を目指しています。

社民党

支持母体は「自治労」という労働組合です。
また、党首が女性のため女性からの人気も根強いです。
労働者と女性から指示されている政党です。

政策で選ぶ各政党の違い

各政党のざっくりとしたイメージは分かっていただけたと思いますが、
どうやって指示政党を決めればいいのかというと
所属している方の人柄や思想にフォーカスして選んでもいいかとは思いますが、
一番分かりやすく、私たちに関係が深いのは政策の違いかと思います。
以下、政策に対しての各政党の違いを見ていきましょう。

憲法の改正について

憲法改正と言っても様々なものがありますが、よく出てくる憲法9条とは何でしょうか?
憲法9条が定めていることは「戦争の放棄、戦力を持たない、交戦権の否定」の3点です。
戦争には絶対反対というのは誰もが考えることだと思いますが、
この憲法をありのまま捉えてしまうと、
日本は一切の自衛手段が持てず、他国からの侵略に対抗することが出来ません。
そこで日本は「侵略に対する防衛は自衛戦争なので有り」「その為に持つ戦力は自衛の為なのでOK」
と、かなり苦しい解釈でこの矛盾を乗り切っています。
そこで現実に則した形で憲法を改正しようというものが憲法9条の改正となります。

実感として差し迫る危機が無く、むしろ改正することで悪い方向に進む恐れがある
という考え方もありますので、その辺りが意見の分かれるポイントになるかと思います。

賛成:自民、維新  どちらとも言えない:公明  反対:立憲、共産、社民

消費税増税

この項目に関しては、ダイレクトに私たちの生活に関わってくる点なので、
単純に反対と言ってしまいたいところですが、
賛成派の政党に関しては、その用途に納得が出来るかということがポイントになるかと思います。

賛成:自民・公明  反対:立憲・共産・維新・社民